※2022/1/12ブログを開設しました。今後定期的に更新していきます。

コンディション管理で重要なのはどれだけ情報を集められるかではない

こんにちは。

トレーナーのこうた(@trainer_blog)です。

 

今回は選手のコンディション管理についてです。

 

私のトレーナー仲間からも、どんな項目を聞き取りしてコンディション管理をしているか、聞かれることがあります。

 

ただこのコンディション管理で重要なのは、

”たくさん聞き取りして選手の状態を把握する”

ことではないと私は思っています。

 

なぜそのように感じるのか、私の意見を述べたいと思います。

 

 

コンディション管理で重要なのは?

疲れている男性

もちろん聞き取る項目が多い方が、選手の状態をより詳しく知ることができます。

 

その為、多くの項目を聞き取るということは選択肢としては全然ありだと思います。

 

ただし、

そこで得た情報を元に選手に何かしらの還元ができているか

これがとても重要だと感じています。

 

要は聞き取るだけ聞き取って、管理しきれずに半分放置。みたいな状況はあってはなりません。

 

例えばよく聞く項目の1つに睡眠時間があると思います。

じゃあ睡眠時間が短い選手がいた時に、「ちゃんと寝てよ」の声掛けだけなら、きっとその選手の睡眠は改善されないでしょう。

 

睡眠時間が短い原因は何か?その原因は改善できるものなのか?それはどのようなアプローチをすれば改善できるのか?改善できない場合は別の角度からアプローチ可能か?

などなど。

結果的に選手の睡眠時間が解消される。または解消されなくても他のアプローチでその負の部分を補える状態がゴールになるわけです。

 

そこまで手が回らない!というのであれば、そもそも睡眠時間を聞き取る必要がないと個人的には思います。

 

選手からしたらそれに回答しても何も改善に導いてくれないわけですからね。

回答する意味がなくなります。

 

 

コンディションチェック項目はチームによって様々

トップチームのトレーナーさんがこの項目を毎日聞き取りしていると言っていたから。。

という安易な理由でチームに取り入れるべきではありません。

 

なぜならコンディション管理でチェックする項目はチームによって様々だからです。

 

例えばハムストリングス肉離れの発生件数に悩んでいるチームであれば、ハムストリングスの張り感を聞くような項目があってもいいと思います。

 

逆に腰痛に悩まされているチームであれば、腰の張り感を聞く項目があってもいいかもしれません。

 

このようにチームが抱えている問題によって聞き取るべき項目が変わるものなのです。

 

その情報を聞き取ることで何をしたいのか?どうなりたいのか?

ここが明確であれば、自ずと選手に聞くべきコンディション項目は絞られてくるはずです。

 

 

サポートチームの実例

実際に私がサポートしているチームでどんな項目を聞き取りしているか、皆様にも共有したいと思います。

 

コンディション項目
❶疲労度(VAS)
❷体重
❸睡眠時間
➍何か症状があればコメントしてもらう

のみです。笑

これに今はコロナ関係の項目をいくつか設けています。

 

さらにクラブハウスに選手が来てから可動域のチェックや上半身/下半身の疲労度のチェックは行います。

 

上記の項目は選手が朝起きた時に入力してもらう項目なのですが、たったこれだけ?と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、現実的に40,50人の選手の状態を管理し、問題があった時に対応するとなると、この項目数は割と現実的かなと思います。

 

ではなぜ上記の項目を聞き取りしているのか、その理由にも少し触れていきたいと思います。

 

 

疲労度(VAS)

選手の疲労度が高いからマッサージする。練習から外す。

ということは基本的にあまりしません。

 

ではなぜ疲労度を毎日入力してもらうのか。

それには以下のような理由があります。

◆練習強度と疲労度が比例しているかの確認
◆疲労度と怪我の発生率の調査

 

練習強度を意図的に高く設定している日であれば翌日早朝の疲労度はある程度高くなるはずです。

 

仮にそこで疲労度が全く変わらないのであれば、練習強度に問題があったかもしれないと考えることができます。

※もちろん他の要因も関与しますが。

 

逆に練習強度が高いと分かっているのであれば、練習後にリカバリーの時間を作り、強制的にストレッチさせる。

 

その翌日の疲労度がそこまで高くなっていなければ、リカバリーが効果的であったと考えることもできます。

 

このように疲労度から様々な情報を得ることができます。

 

疲労度と怪我の発生率というのは、基本的にシーズン終了後に見えてくるものです。

 

この時期に疲労度が高くなっていて、怪我も多くなっているよね?だから、来シーズンはこの時期にリカバリーを入念にやらせましょうね。

などといった使い方ができます。

 

 

体重

急激な増減がないか。

目標とする体重に近づいているのか。

を主に見ています。

 

あとは体重を毎日測ることで、選手自信が自分の身体と向き合うことができるので、項目としては割とマストかなと思っています。

 

 

睡眠時間

睡眠時間が不足している人は、怪我の発生率が上昇することが分かっています。【参考文献

 

さらにパフォーマンス低下にも関わることが多くの論文で報告されています。

 

個人差はあれど、ラグビーという強度の高いスポーツにおいては、最低でも7時間以上の睡眠がマストだと考えます。

 

その為、睡眠時間は必ず聞き取り、足りていない場合はその原因を追及します。

 

コンディション管理ツール

ではこれらのコンディション管理は何かツールを用いて行うのでしょうか?

それとも選手が練習に来たら紙に書いてもらう?

 

個人的にはチームにお金を出してもらえるのであれば

ONE TAP SPORTS

お金をかけずにやるのであれば

Google フォーム

が便利かなと思います。

 

ONE TAPは機能が豊富で集計とかする際もかなり便利です。

 

Googleフォームでも十分管理は可能です。

私はどちらも使ったことがあり、現在はONE TAP SPORTSを使っています。

 

 

まとめ

繰り返しになりますが、このコンディション管理で聞き取る項目については、チームのカテゴリーは関係ありません。

 

そのチームの課題、現状をしっかりと分析し、必要な項目を厳選する必要があります。

 

本当に必要な情報は何か?メディカルトレーナーとして知りたい情報は何か?

そしてそれは怪我の予防やパフォーマンス向上に繋がっているのか?

 

そこを突き詰めると、本当に聞き取るべき項目が見えてくると思います!!

 

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